2016年度から,拠点形成型R-GIRO研究プログラムの研究プロジェクトとして「シームレスな対人支援に基づく人間科学の創成」※というテーマのもと,大規模な発達研究を遂行することとなりました。本プロジェクトでは,少子高齢化時代におけるそれぞれの世代(乳幼児・児童・青年・成年/老年)が抱える課題について,行動発達学,神経科学,ナラティブ心理学,地域社会学等の立場から学融的(トランスディシプリナリ)な研究を行い,科学的根拠(エビデンス)に基づいた対人援助(発達障害・学習の躓きへの介入,キャリア選択・障害者就労支援,老年期の健康作りなど)を実現していくことを目的としています。
本プロジェクトは,各学部や機構に所属する多くの優れた女性研究者に参画いただいている点も特徴のひとつです。女性ならではの視点から,人生の各時期をシームレスにつなぎ,人間の一生涯を包括的に支援する「日本で唯一,世界で有数」の研究拠点を作っていきます。
※2019年6月からプロジェクト名称が変わりました。(旧:学融的な人間科学の構築と科学的根拠に基づく対人援助の再編成)